旭化成建材のくい打ちデータ偽装の問題が最近世間を騒がせていますね
同じ建築に携わるものとして、お客様の信頼を裏切るという行為が本当に残念ですし、
特に耐震関係には力を入れている僕としては考えさせられることが多いです。
確かにどんなに神経をすり減らして設計、現場をチェックしても人間の作るものに完璧は
ありえないかもしれません。だからこそ少しの油断が大きな事故を招きますし、僕らは
120%の力で現場に向かわなければなりませんね。
かといってこれから家を持とうとされている方は、自分の住む土地がどうなっているのか
心配でもよくわからないことが多いですね。信用する建築会社にお願いする、しかないのですが
僕たちもコミュニケーションをとって信用していただけるよう努めるしかないと思っています。
今日は大長木材の地盤調査についてご紹介したいと思います
現在行っているのはSDS(スクリュードライバーサウンディング)試験というやり方です
従来はSWS(スウェーデンサウディング)試験というやり方が主流でした
地面にスクリューを差し込んで地盤の強度を調べる一般的な試験です
これは調査費用が安価で(3~5万円程度)できますが、土質まではわかりませんでした。
ビルやマンションで行われるボーリング調査では実際の土を採取して、極めて正確な土湿まで
判定できますが、費用が多額になり、一般家庭では現実的ではありません。
SDS試験では従来のSWS試験に特殊なユニットを装着するだけで、土質を概ね正確に判定できるように
なりました。追加費用が少しかかるだけで土質がわかれば、地盤事故が低減するとともに、今まで
推定で過剰にしていた無駄な補強工事をしなくて済み、最終的にはコストダウンにつながるのです。
現在大長木材店ではこのSDS試験を採用し、また10年間の地盤保証もつけています。
そして全棟の構造計算の実施、これらを取り入れて、安心安全な家づくりを目指しています。
これからも方針だけでなく、人間性も信頼して任せて頂けるように、一軒一軒ていねいな対応を
こころがけていきたいと思っております