こんにちは
すこしずつ秋も深まってきてますね。
今日は先日修復の終わった町屋のご紹介をしたいと思います。
今年は街並み保存事業で何軒かの町屋の修復をお手伝いさせていただきましたが
最初は屋根の吹き替えや壁の塗り直しなど少しづつから勉強させていただき
お客様とのやり取りの中でいろいろと学ぶことが多かったです。
街並み保存地区は本当に近江八幡を代表するすばらしい景観ですが
家も古くなり、空き家も増えてきています。
でもそこに新しい若い世代の方々がそれを生かそうと入ってきて
下さっています。
新しいショップやイベントスペース、ギャラリーなど
色々な方法で本当に生まれ変わっています。
今回お手伝いさせていただいた町屋は、本当に古く基礎や柱も
傷んでいてそのままで使用することは難しいものでした。
そこで一度全部を解体し、
基礎からやり直し、そして使える古材はすべてきれいに塗りなおしました
新しい建物を建てるのは簡単ですが、長い間時間をかけて作られたものの
素晴らしさにはそれにしかない佳さがあります
それを生かしていきたいと思いました
すべての建材を大切に再利用して一から組み立てなおします
そして、仕上がりがこちら
外観
内装
二階は天井が低いので吹き抜けにしてロフトのスタイルにしました
玄関は土間になっていたので敷石をして小あがりに、、
内装は最低限だったのですが、今からまたお施主さまの好きな
ように内装をリフォームしていただけます。
すぐにでもカフェが開けそうな感じですね。
新しいけどホッとする、町屋の良いところだけを残した
新しい命の入ったお家に生まれ変わりました。
これからまたいろんな人の手で何十年も愛され、人が行きかう
建物として残っていってくれることを楽しみにしています。